日々是好日

2018年秋より登山を始めました。登山の楽しさを伝えれればと思いますが、日々気が付いたことや思った事を気ままに書き綴ってまいります。

あいちトリエンナーレに思うこと

 3年に一度愛知県で開催される芸術祭ですが、今年は例年と違って色々あれてます。まあ、芸術監督に津田氏の名前が出たときになんか違和感を感じたんですが、悪い方にあたりましたね・・・

 

 もともとトリエンナーレはいい意味で「ゆるい」イベントだったんです。ノリも大学の学際に似た雰囲気があり、だれでも気軽に覗けるような感じだったんですけどね。

 

 なんか今回は色々政治色や、恣意的な物が多く受け付けがたい感じでした。これを続けるならもうトリエンナーレはいらないかもしれない。大体こういう意味合いを乗せた作品ってそのメッセージを乗せたいだけで芸術性が失われているんですよね。

「不自由展」の作品も見ていて「言いたい事」ばかり主張して、肝心の芸術としては未熟さと、雑に仕上げた部分が強く、これで芸術を語るのかとおもいます。

 

 

 愛知県はこういう美術系イベントや施設が根付かない土地です。名古屋ボストン美術館も無くなっちゃったし。万博もデザイン博もやるにはやったがその後が続かない…

県民性もあるかもしれないけど、根付かせるための持続性のある取り組みがやっぱり足りないと思う。そういう意味でもトリエンナーレはよかったのにな・・・

 

 

 「芸術に政治を持ち込むな」とは言わないけど、持ち込む以上は政治性以上の芸術性がなければその雑な所が際立ってしまいます。やるなら高い芸術性を持ってやってほしい。