日々是好日

2018年秋より登山を始めました。登山の楽しさを伝えれればと思いますが、日々気が付いたことや思った事を気ままに書き綴ってまいります。

実は会社を辞めちゃいました。

本当は月末まで仕事する予定でしたが、怪我してそのままフェードアウトすることとなりました。

 

こういう終わり方もあるのか、随分あっけない別れだなと思いつつも労災という形を使いながら早々に解放してくれた会社には感謝はしております。

(お陰で色々本を読めたり勉強する機会ができました)

辞めて分かる会社というコミュニティ

 社員として勤めていた頃(特に営業職時代)は会社・上司に対し愚痴や不満を述べたり、なかなか進まない改善などに苛立つ事も多かった。保身ばかりで色々押し付ける上司や他部署、挑戦を求めつつも実際は減点主義が蔓延した職場に嫌気がさしていた。

 

 検査部門に移ってからはストレスから解放されたものの、会社そのものの体質から色々なしわ寄せを受けたり、形だけの改革・改善策を実行させられ、その一方でこの仕事で定年まで行った際、スキル・人脈を含めて自分に何も残らないことに焦り、不安になることになっていた。

 

 次の職場では新しくスキルを覚える機会があり、また自分の裁量で動ける事が増えることで頑張らなければならない事が出来る。これまでとは違う不安が付きまとうが少なくとも頑張れば何らかの道が開けるという希望がある。

 

 辞表を提出するまでは不満が多かったが、辞めて色々な手続きを進めていくことで改めて自分というものが会社というコミュニティに守られていたということがよく分かる。

 怪我や病気をすれば労災や休病手当などの補償をあたえ、税金や保険の処理などを肩代わりで処理してもらえる。仕事上のトラブルでも最終的には会社が責任を負ってくれる。(だから多少の無茶が効く)

 

 辞める段になってこういった事を解除する手続きがあるのだが、そういった書類に目を通すとまあ色々あるものだと痛感する。案外所属しているとこのことを忘れてしまう。

 

 会社からすれば当然の事であり、逆にそれを疎かにする事は会社としても信用に関わることなのかもしれないが、人が生活するうえで会社というコミュニティに所属するというのは生活する上で便利であり、安心である。

 

 

人は常に何らかのコミュニティに関わり続けている。

 転職自体初めてではないものの、前の転職から20年位たったのと、家庭を持ってからの経験なので何か新鮮な経験をした気がしました。

 

 とはいえ、会社というコミュニティから外れる手続き(と新しい会社に入る際の手続きも)経験することで、常に自分自身何らかのコミュニティに所属し続けているということがよく分かりました。どういきがった所で完全に独立した存在で生きられるものではないでしょう。

 

 フリーランスになったところで仕事先との関わりが必要となるし、ブロガーやユーチューバーになってもフォロワーや広告主が無ければ成り立たない。

 

 普段の生活にしてもお店が無ければ食材は手に入らないし、電気・ガス・水道も無ければ生活は成り立たない。こういった関りの上で生きている事を当たり前だと思わない。逆に自分の行動が何らかの形で社会に色々な影響を与え続けていることも忘れてはいけない。

 

 

 まあ、転職の手続きだけでそこまで壮大な事を考える必要は無いものの、生きるだけで周りに何らかの影響を受け、与えている。そう考えてみれば卑下する必要もない。