「Life shift」 を読んでみた
「人生100年！！」が近づいています。その時のライフスタイルはどうあるべきか。
1.どんな本か
高齢化社会が進み、これまでの雇用・年金制度に限界が見えてきた昨今、どう生きていくかの一つの指標となる書籍です。
これまでなら60代で定年を迎え、残る余生は年金生活でのんびり過ごせばいいといったライフスタイルが標準でした。
ところが、医療・社会環境の変化に伴い80代・90代まで生きるのが普通になってきました。その結果年金・介護・医療など高齢化に伴う問題が色々出てきました。
政府・企業はそれに対応する政策・制度を打ち出してはいるものの、この変化に十分対応できていません。
その上で私達自身でどのようにライフスタイルを作り替えるかを提案しております。
サンプルとして、60代・40代・20代の3人のライフスタイルを紹介し、各世代において、今後どう準備しこれからのライフスタイルを組みなおしていくか紹介しています。
2.決して暗くない高齢化社会
これまでのイメージとして60代以降の生活にあまり希望は持てなかったものの、個人の取り組み方次第ではあるものの、決して悪い未来ではないなと感じさせられます。
政府や会社の取組は進まない分、個人の在り方が重要になってきます。
つまりフリーランス、個人事業主としてどう社会とつながっていくかになります。
この辺を意識しないとこれからは大変です。ですが、逆に対応できれば「定年」という枠に捕らわれない自由な形での仕事や余暇の楽しみ方ができるようになります。
まあ、フリーランスになる以上スキル・人脈など自分自身に求められるものが大きくなるので大変です。ただ、探してみれば全てが専門スキルが必要と言う訳でもないし、アイデアを生かせばまだいろいろできる余地はあります。
踏み出してみると、案外楽しいもんですよ。
3．実は・・・
後で調べてみたんですが、これ漫画化もされてますね。
Life Shift 100年時代の人生戦略
著者：リンダ・グラットン／アンドリュー・スコット
出版社：東洋経済新報社
